素直になれなくて〜JUJU〜
どうしても「素直になれない」利用者さんの物語。
※ 掲載のご了承は頂いております。
名前は、りんごちゃん(仮)
実はりんごちゃん。
ずーっとゆうやさんに「駆け引き」をしてきとった。
例えば、
・「2時間でも3時間でも良い」って言ってあるのに「ゆうやさん時間大丈夫と?」って確認してくる。
・「OD(オーバードーズ)をしてしまいそう」とメッセージで教えてくれる
・「愛のメッセージ」の手紙✉️をセッション中に読み上げてくる
頼りにしてくれて、失いたくないと思ってくれとるのはありがたい!
でも、何度も伝えた!!
「どうなっても、俺は裏切らない」
「俺はここにおるから安心してくれ」
と。
りんごちゃんも、頭では分かっとるし本当に信じてくれとるんやけど、それでも「駆け引き」をしちゃう。
「それでも見捨てないよね?」
「わたしのこと心配してくれてるよね?」
だから、うんって言っとるやん!って伝える。
ここまで"駆け引き"を続けられると、俺の心理としては「マウンティング」をとられとるように思えてくる。
駆け引きっていうのは、「勝負」のこと。
つまり、「上と下を決める戦い」をされとるような気持ちになっちゃうのよ。
「アレ?俺ら勝ち負け決めたいの?」
ってなるやん。
だから、りんごちゃんの駆け引きがヒートアップしてきたときに、俺もヒートアップして、ブチギレといた。
すると、自分が駆け引きをしとる事に気づいてくれて、それが"あんまり良い事じゃない"ってことに気づいてくれたから良かった。
8ヶ月後には、こうやって言ってくれた。
「ゆうやさんには素直になれた」
こちらこそ、ありがとう。
人は大事な人に対してほど「駆け引き」という勝負をしてしまっとるんやと思う。それだけ失いたくないから確認してしまうのかと。
実は「自分が一番信じとる存在」って分かっとんのに何回も何回も戦いを挑んでしまう。
戦うってパワーも使うし、めっちゃ怪我することになるのに、それでも挑んでしまうんやで?
「素直」でいいやん。
大事な人に
「いつもありがとう」
「あなたのお陰で私は頑張れる」
そやって言えば良いだけやん。
今、りんごちゃんは大切なお母さんに素直になれてない。
大好きなお母さんに「駆け引き」をしとる。
戦わなくてもいい。
りんごちゃんはお母さんに愛されとるんやで。
だから素直に言いな。
「いつも支えになってるよ。ありがとう」
って。
それで終わりやん。