遊戯王で学んだ「人を騙す」という行為。
小学校のときに「遊戯王カード」にハマりまくっとったときがある。
一号館(スーパー)のガチャガチャで、
100円で「ブルーアイズ」を当てて、嬉し泣きした事があるくらい好きやった。
でも、あれはあれか。
「2000年問題」でノストラダムスが地球は滅びるみたいな話があって、
「せっかくブルーアイズ当てたのに死ぬんか・・。」
って思って泣いとったわ。、、
それだけ夢中やった「遊戯王カード」で初めての経験をした。
・何かに夢中になる
・友達同士で競う
どんな手を使ってでも友達に勝ちたい!
手元に少ししたお金しかない時に、無い頭を捻って考えとった。
言いやすくてへなちょこな友達の良いカードを奪おうって思った。
「このカードまじで良いで!」
「あったら皆んなにびっくりされんで!」
大したカードじゃないけど、
嘘をついてその子を騙して良いカードと交換してもらっとった。
手に入ったは良いけど、ずっとその事が頭から離れやんくて、
家に帰っても罪悪感が半端なかったことを覚えとる。
別の言い方をして「良いカード」をその友達の手に返すような事をした。
嘘ついとった事は言えやんかったけど、スッキリしたことも覚えとる。
初めて、「人を騙した」のがカードゲームやった。
俺にとって「遊戯王カード」は、楽しかったけど、
「自分の嫌な部分」を見てしまった悔しい経験でもあった。
おわり。