「心理学を学びたいと思ってました」
「心理学を学びたいと思ってました」
利用者さんが良く口にするセリフ。
お客さんとしてじゃなくて
「実は私もカウンセラー目指してます」的なサプライズも良くある。
本当に良くある!
実際、俺もカウンセラーになる前、お客さんを装って、
悩みがある風にしていろんなカウンセリングルームに行った。
どのカウンセラーにあたってもすげーと思ったし、
どのカウンセラーも心理学知ってるなぁー!って思っとった。
そもそも心理学って統計学で、
人ってこう思ったときにこうゆう行動しがちだよねー
っていうのを学問にしたもの。
臨床心理学とか教育心理学とかあまりにも領域が広くて、
流派みたいなものもあるし一言ではまとめきれやん。
でも、今は心理学にはあんまり興味がない。
人の心と行動パターンにこうゆう傾向があるーとか、
こうゆう場合はこう!こうゆう場合はこう!
って言う教科書通りの事が必要な事はたくさんあるし、
必要やと思うけど、俺のやりかたにはそんなの要らないと思っとる。
んー、違うな、、ムズイな〜伝え方が、、。
目の前の人を救うのに、その学問があまりにも必要じゃない。
病院の先生みたいに、診断してこの症状のときは多分こうゆう病気やろなと予想して薬を処方するみたいな
【問題→予測→処置】
みたいな流れにならない。
なんでかって言うと、その時の"気持ち"って言うのが、ナマモノだから。
《彼女にふられました。》
今日は悲しいけど、明日は怒りになっとるかもしれやん。
それくらい気持ちの変化って大きい。
それを踏まえての心理学なんやろうけど、
その時に思ったことや相手の気持ちを瞬間的にキャッチして、
必要な事を伝えたり、考えてもらう。
それって経験する以外の何者でもないんちゃうの?
って思う。
学ぶ=勉強する
じゃなくて、学ぶ=人と真剣に向き合う
それが心理カウンセラーになりたい人やったら、悩みを抱える人達と対峙しまくる。
それが一番の勉強になると思う。
勉強も大事やけど、まずは人の悩みに寄り添ってやってみよう
。自分が情けなくて無力なことを痛感した時に勉強を始めるのでも良いんちゃうんかなー?って思う。