マッサージ屋で人間不信になった話Part2
嫌ともなんとも言ってないのにどうしたんやろう?
何か嫌なことあったんかな?
ま、何でもいいやッ…暫くしたらAirPodsして寝よや〜
だってこの瞬間が一番幸せなんやもん!!
「お客さん、この店初めてですか?」
「いや、何回も来たことあるよッ」
「…そうですか。僕5月からはいりました」
「あ、そうなんですねー」
(そうゆう事か…入りたてで自分のマッサージに自信がないんやな?やで聞いてくるんや)
「僕は◯◯というお店で10年マッサージしてました!!」
(まじか!じゃあ何で心配しとんねん!しかもその店行ったことあるし!)
「あ、僕そこ1回行ったことあるよ〜」
「ホントデスカ?」
(やっとカタコトになってくれた。俺が中国人やったっけ?ってくらい向こうのが日本語上手い。)
「ナンデ1回ダケナンデスカ?ナニガイヤニナリマシタカ?」
(うぜ〜!!!!だりぃぃいい!!)
「いや、何回もいったことある…かも!」
「私、何回も来てくれるお客さん覚えてますよ」
(また日本人に戻った!笑…あれ?ちょっと待てよ!…俺この人覚えとるぞ!!確かマッサージ中にずっと片手でやられてムカついて振り返って見たら、一生スマホでTikTok見とったで、2度といかんと決めた辞めた所の店のスタッフや!!)
「ちょっと寝ますわ〜」
iPodを耳にいれようとすると、
「寝たらマッサージ気持ちいいかワカンナクナルヨ!?」
(うぜ〜!好きにさせてくれ〜ってか何でこの人今日はスマホ見てないんやろ?多分あの店が潰れて(そういえばオーナーが4月に潰れるって言っとったで、そこのスタッフやったんや)こっちにキタんや。あの店の姉妹店やったんかよー。でもそんな事どうでも良い〜、だって俺お尻触られたいだけやもーーん)
「うん、いいよ〜ちょっとねむたく…なっ…てキタ…」
と言って寝たふりをした。うわ〜これをすると危険かなー。
オーナーと奥さんはどっか出かけとるし、こいつまたスマホ触りよるんちゃうかな?と思って、AirPodsでBoAを聴きながら、(ここは韓国)マッサージを敏感に感じとった。
(…トントンッ)
(…トントンッ)
「ナンデ、ワタシジャダメデスカ?」
夢でもでてきたーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!