合コンで学んだ心理学Part2
四日市で心理カウンセラーとして活動してます。
心理カウンセリング こころの銭湯のゆうやです
合コンに向かう当日。電車に乗る俺ら4人は、プレッシャーに押しつぶされそうになっていた。
"名古屋×女子大生"という掛け算に。当時俺らは22.3才。相手も同い年やったと思う。
でも男は薄汚い工場で働いとる田舎の若者。
名古屋女子大生とは見とるものが違う!
俺らは汚いおっさん達、女子達はオレンジデイズの世界。勝手にハードルをあげとった
名駅のナナちゃん人形の前に集合やった。東京で言うハチ公前?
すでに洒落とる。
女子達と合流してさっそく居酒屋へGOto?♀️
安易すぎる田舎男子の俺達の台本では、この道中で話すシナリオなどは何も考えていなかった。
すなわち無言。
女子達も不安そうな顔で俺らを見てくる。あ、皆さんはお綺麗でした。
居酒屋が味方をしてくれた!
三重県にもないくらい汚くて狭い所!半沢直樹ででてくる座敷の人沢山の居酒屋のイメージ?
俺らは45分かけてお隣の県にきた事を忘れるくらいのアットホームな空気に、本領発揮できそうな気持ちになっていた。
頼んだお酒が届き、いざ台本のシナリオへ!
B君「よし!自己紹介しよ〜‼️」
C君「よっしゃ!しよ〜❗️」
(テンションの高さにひいとる女子達)
A君「はじめまして!明です!好きな食べ物は目玉焼きです!」
(一同パチパチ?)
勇哉「へぇー明、目玉焼き好きなん?」
B君「え?しょうゆかソースかどっち派?」
A君「ソースやなぁ〜」
(うそ〜ざわつく一同)
Yちゃん「めずらしいねぇー」
田舎男子(よし、食いつきてきた)
勇哉「みんな名前とどっち派か教えてよ〜」
一通り、名前と何派なのかを聞いていった。
出会って速攻"共通点を探す"意味では目玉焼きは最高の料理やった。
しょうゆ派の方が圧倒的に多い中、ソースという少数派で1組のカップルが成立していた。
うん、これでいのだ。
俺らの目的は楽しませること。
どんなくだらないテーマでも笑顔になれたらそれでいい。
ソース派の明はソース担当。そこでしっかり笑わせてくれるはず。
相棒を信じてあげることも俺らの役目。
しょうゆ派の俺らはさらに共通点探しを台本に沿って進めていった。
C君「Eちゃんはサークル入っとるの?」
Eちゃん「私達全員テニスサークルだよ?」
田舎3人「ええーー!!やっぱりー!テニスっぽいなと思っとったー!」
全て打ち合わせ通りである。
何サークルが来てもみんなで同時に驚くこと。
Oちゃん「えー!すごーい!」
Eちゃん「テニスっぽい?」
勇哉「うん!テニスで醤油っぽい!」
B君「テニスボールにも醤油かけて食べるの?」
女子「キャハハハ〜おもしろーい」
これでいいのだ。
いいや、これがいいのだ!
当時カンカン帽をかぶり、長い髪をゆるふわ巻にして、手首にシュシュをつけていた言わばトレンド名古屋女子大生に認められた瞬間やった。
俺らは顔やファッションでは太刀打ちできない。でも笑わせることはできた!
"掴み"をしっかり取れた俺達は、その後も汚い居酒屋で綺麗な"お笑いと言う期待値"を積み重ねていった。
後半は何も覚えていない。LINEグループで次の日にそれぞれは言うけど、楽しい時間になれて良かった。
楽しかったのは俺たちだけやったかもしれない。
でも、、、、
それでいいのだ!