家族と本気で向き合った時のお話 完結

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家族と本気で向き合った時のお話 完結

そのまま母と叔父の家に行き
 
 
 
「ばあちゃん俺一緒に住まして下さい」
 
 
と話をした。
 
 
お母さん、叔父の二人には
 
 
「何で孫のお前がでしゃばる!
お前には無理や。無責任な事言うな!」
 
と言われた。
 
 
でも一回試させてほしい。
 
と伝えた。
 
 
そして
孫の俺と住むことになった。
 
 
 
最後に2人の捨て台詞で
 
 
 
「ま、お前もばあさんの事嫌いになるわ」
 
 
と言われた。
 
 
 
(まぁ、見とけよ)
 
 
それだけ強く思った。
 
 
 
 
 
それから俺とばあちゃんの生活は
はじまる
 
 
1Kのキレイめのアパート
 
家賃は3万1千円
 
 
 
俺がベッドで
 
すぐ下にばあちゃんが雑魚寝
 
 
 
それでもう足の踏み場がない
 
 
狭い家は 好きや
 
 
 
昔のばあちゃん家を思い出す
 
 
 
ばあちゃんは最初の1か月
借りてきた猫みたいに静かやった。
 
 
 
 
誰とも上手くいかない事に
ショックやったんやろう。
 
 
 
ばあちゃんは間違ってない。
そう言い聞かしてた。
 
 
 
結果 俺が結婚する年まで
 
5年間一緒に住んだ
 
 
 
毎日楽しくて仕方なかった!
 
ばあちゃんとの生活は
幼少期からの憧れやったんかもしれやん
 
 
本当に楽しかった!
 
 
お母さんや叔父はその数年で
俺に何も言わなくなった。
 
 
 
 
言えなくなったんやと思う。
 
 
やからと言って俺が上から言おうとも
思わんし、それをやったら皆と同じになる。
 
 
 
だから今まで通りの付き合いをしとる。
 
 
 
(見たか…)と思いながら。
 
 
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自分が本気で間違ってないと思う事に
一生懸命ぶつかって行ったら
 
 
環境が変わった
 
 
 
大事にしてくれた人を大事にするだけ
 
確かに勇気がいる行動かもしれやん
 
 
でも、一歩踏み出そう‼️
 
 
 
 
自分も変われるし、周りも変わる
 
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そして2年前…
 
俺は結婚して、アパートをでた
 
 
 
わざと近くの家にアパートを借りて
 
ちょくちょくばあちゃんの住む1K
のアパートに顔を出しとる。
 
 
定期的に旅行にもいく。
 
 
そんな相変わらず な
関係は続いとった…
 
 
 
 
そして先週
 
 
ばあちゃんから 電話が入った
 
 
「ゆうや、お母さんが実家に
戻ってこいって」
 
 
 
 
すぐに家に行って話を聞くと
 
 
 
お母さんが数年ぶりにばあちゃんを
実家に呼び出したらしい。
 
 
 
「もう息子(俺)に
見させとけやん。
 
もう会社も辞める事やし
収入もなくなる。
 
だからゆうやのスネかじっとらんと
帰ってこい。」
 
 
そう言っとるらしい。
 
 
 
 
ばあちゃんは泣きながら
 
 
 
「ゆうやにはお世話になった
もう、わがままは言わんと
実家にお世話になる」
 
と言った。
 
 
「本当にええの?」と言うと
 
 
 
泣きながら 頷いた。
 
 
お母さんもこの数年で大きく変わった。
 
見とって分かる。
 
 
3月から始まる新しい生活を見るのが
不安やけど、楽しみでもある
 
 
 
ま、なんかあったら俺が
助けにいきますよ
 
 
グランドマザー
 
 

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