【新美カウンセラー】ありのままの自分
「ありのままの私でいい」
よく聞く言葉だけど、
この言葉を聞いて
どこかモヤっとしたことはありませんか?
「そう言われても、自信が持てない…」
「今の私は、まだまだだと思う」
「私には価値がない気がする」
そんなふうに感じるとき、
私たちは無意識に
人から価値をつけてもらおうとしています。
人に価値を決めてもらおうとするとき
少し、立ち止まって考えてみてください。
価値をつけてくれた人が、
評価してくれた人が、
あなたの代わりに人生を生きてくれますか?
あなたが苦しいとき、
代わりに悩んでくれますか?
代わりに選択してくれますか?
……してくれませんよね。
価値は「条件付き」じゃないんです。
私はいつも思います。
価値は、生きているだけで、もうある。
頑張ったから
役に立っているから
誰かに好かれているから
そういう条件付きのものではありません。
条件を自分でつけてるだけ。
「私が、私に認めていないだけ」。
だから必要なのは、
誰かに証明することでも
もっとできる自分になることでもなくて、
「私が、私に価値があると思う」
本当はただそれだけなんです。
それ以上も、それ以下もありません。
「ありのままでいい」
これは、
頑張らなくていい
成長しなくていい
何もしなくていい
という意味ではありません。
今ここにいる自分。
今の状態の自分。
それが、今のあなた。
それを否定せずに、
ちゃんと認めるということ。
本当の苦しみは、
自分そのものから生まれているわけじゃありません。
・嫌なところを「悪い!」と決めつける
・こんな自分はダメだと切り捨てる
・消さなきゃいけないと思い込む
この
「良い/悪い」というレッテルが、
私たちを苦しくさせています。
嫌なところがある=ダメ
ではなくて、
ただ
「そういう性質を持っている私」
なだけ。
その一部を
無理に消そうとするから、苦しくなる。
でも本当は、
消す必要なんてないんです。
その自分を受け入れる。
その自分を生きていく。
それは
諦めることでも
妥協することでもありません。
「ありのままの私でいい」
それは完成した私になることじゃない。
「今の私を生きていく」
「自分の人生を自分で生きる」
と決めること。

お花って「どう咲くか」を
自分で決めて生まれてきませんね。
チューリップの種を植えたのに、
ひまわりは咲きません。
だからといって
「なんで私はチューリップなの?」
なんて、自分を否定しません。
チューリップは
「バラみたいに咲かなきゃ」
って思わないし、
「やっぱりバラになりたかった…」
なんて比べません。
それぞれが、
その花として咲く
ただそれだけ。
でも、もし花が
こんなことを考え始めたらどう?
「私は、ここに咲く意味があるのかな」
「この咲き方で、本当にいいのかな」
「もっと価値のある花が、他にある気がする」
……
やっぱり、少しおかしいですよね。
花にとっての幸せは、
「どんな花になるか」ではなく
「その花として咲くこと」。
チューリップが
無理にひまわりになろうとしたら、枯れてしまう。
野に咲く小さな花が
豪華な花束の主役になろうとしたら、苦しくなる。
でも、
その場所で
その形で
その色で咲いているからこそ、
「きれいだな」
「ここにあってよかった」
そう思われる。
私たちも同じ。
自分の性質を生きているときは、自然で楽。
でも、誰かになろうとした瞬間、苦しくなる。
短所だと思っているところは、
見方を変えれば、その花だからこその個性。
弱さだと思っているところは、
誰かの心をそっと癒す香りになる。
目立たない花が、
一番近くで人を支えていることもある。
最後に。
「もっとこうならなきゃ」
「作らなきゃ」
そうやって無理に形を変えるのではなく、
「自分という花が咲く世界の中で生きる」
それを選んだとき、
人生は、ちゃんと自分の手元に戻ってきます。
あとは、あなた自身が
「私は、この花でいい」
「私は私でいい」
そう認めてあげるだけだね。
\
最新情報や日々の活動はこちらからチェック
/
────────────────────
【SNSリンク集】
────────────────────
それぞれのSNSでも、学びや気づきを発信しています。
ぜひフォロー&チャンネル登録よろしくお願いします!


