【神田カウンセラー】それでも私はには足りない
今日は、「充足感」と「不足感」について書いていきます。
こころの銭湯に
来てくださったことがある方は
分かると思うんですが、
事前にヒアリングシートの入力をお願いしています。
そこにご記入いただく内容を確認して、
セッションが始まっていくんですが…。
そのヒアリングシートを見ていると、
特に大きい悩みを持っている方ほど、
自分に対しての「不足感」が大きい傾向があることがわかります。
例えば、
「自分が変わる方法を教えてほしい」
「変わりたいけど、変われない」
「自分に足りないものを教えてほしい」
こういった「自分が変わることが前提」のコメントが多いです。
めっちゃ気持ちがわかります。
僕も自分に対して、
ずっと「ない」という
不足意識で生きてきたので、
埋めようと補おうと必死で努力し続けてきました。
そして、こういった
「不足感」は、
自分意外の人にも影響していきます。

例えば、仕事でいうと
「部下には●●が足りない」
「●●ができてない。」
自分に向いている「不足感」は、必ず相手へも向いて行きます。
この不足と充足の前提があるので、
僕達カウンセラーは、
お客様の「ある」を見つけて、
伝えたり、気付きを促そうとします。
が…
お客様の「不足感」が強ければ強いほど、受け取ってもらえません。
「あなたには、こういった経験がある。」
「あなたにはは、こういった魅力がある。」
「才能がある。」
「恵まれた環境がある。」
どんな「ある」を伝えても、
なかなか受け取るのが難しいです。
理由は簡単、
だって「自分には足りない」と
思って努力してきたし、
無理して補ってきたことで、
評価されたり成果がでたり、
良い経験もたくさんしてきたからです。
そうなると、
今の自分には「努力や我慢があるから価値がある」という風になってしまいます。
(全部僕の話でもあります。)
別にこういった自分には足りない
「不足感」で生きていても良いんですが、とにかく疲れます。
しかも、不足感は、
何を成し遂げても、
素晴らしい資格がとれても、
お金が手にはいっても、
消えることはありません。
だって、
ずっと自分には”ない”んだから。
この真理に、2000年以上前にお釈迦様が気づきました。
それが何千年も変わらずに、今も大事にされているのが、仏教や儒教です。
すごいな〜 人が幸せになるには、法則があるんや。
それを昔の人たちは、知っとったんや って思いますよね。
今みたいなAIやスマホの新しいものがなくても、幸せになれる人の真理。
それが「ある」をみることです。
具体的な方法としては、
・近くの神社に行って「感謝」を伝える
・「不足感」を感じている自分に気づく
・過剰な努力をしない
こんな感じです。
マインドフルネス瞑想を
やっていても”ある”に気づけるようになります。
うーん
数年前にはこんなブログ書いとるとは想像できやんかったな。
うさんくさ
きれいごと言うなよ
って思ってたから。
でも、自分の目の前に起こる課題を
少しずつ越えていくと、こういった所にたどり付きました。
有り難いです。


