【神田カウンセラー】味わいたい感情のために夢がある
皆さんは、どんな目標がありますか?
どんな夢がありますか?
実は、どんな「悩み」も、
どんな「目標達成」も、
「自分が味わいたい感情」のためにあるんです。
例えば、
子どもの不登校で悩んでいるお母さんがいるとします。
お母さんとしては
「子どもが学校に行ってくれないこと」が
問題だと思ってしまうけど、
実はその前に“自分が味わいたくない感情”があるからこそ悩みになる。
・子どもが学校に行かないことで「周りから責められるんじゃないか」という不安や恐怖を感じたくないから、悩みになる。
・「ちゃんとした母親じゃない」と思われてしまう恥ずかしさや劣等感を味わいたくないから、悩みになる
・「このまま子どもの将来が壊れてしまうんじゃないか」という未来への不安を感じたくないから、悩みになる。
これは目標達成でも同じで、
「子どもに剣道で強くなってほしい」という願いも同じこと。
・「剣道で強くなってほしい」と願うのは、実は“自分が誇らしさを味わいたい”から。
・「試合で勝ち進んでほしい」と願うのは、実は“優越感を味わいたい”から。
・「礼儀正しい剣士であってほしい」と願うのは、実は“周りから尊敬される感情を味わいたい”から。
不登校の悩みも、
立派な剣士になってほしい願いも、
どちらも結局は
“自分の感情のため”に問題になったり、
頑張るきっかけになってるんです。
いやいや、私は子どものためを思ってる!
子どもの将来を考えてるから悩んどるんや!
と思う人もいると思います。
確かにそう思って当然です。
でも実際は、そのまま子どもが学校に行けなくても、弱い剣士でも、どちらでも子どもは立派に育っていきます。
そうなんです。
これは自分事でも他人事でも同じで、
人は条件がなくても幸せになれるし、生きていける。
特にここ日本ではそう。
自分を無条件で愛することができたら、
自分を無条件で肯定することができたら、
今悩んでることも、
今願ってることも、
もしかしたらそんなに必要じゃないのかもしれないんです。
僕も同じで、
「自分には価値がない」
「自分は駄目だ」
と自己否定して、駆り立てて、
条件をつけて生きてきました。
誰に評価されても、
誰に承認されても、
俺だけは絶対に俺を認めない。
みんなも同じやと思う。
確かに不足感をベースにしたら頑張れる。
でもそれでは、
一生“条件つきの人生”を生きることになる。
そうじゃない。
今まで経験してきたこと、今あるもので充分。
今の自分で充分だ、
って心から感じてあげること。
そうすれば、欲しいと思ってる感情なんてもう要らなくなる。
褒められたい、認められたい、安心したい。
どんな感情も、まずは自分で感じてあげること。
まずここから始めよう!