非認知能力と「はだしのゲン」

非認知能力と「はだしのゲン」

 

先日、富士電機鈴鹿工場さんで、「非認知能力」の講習を行わせて頂きました。

 

参加されたのは管理職約100名の方で、
こんな感じで広々としたホールでとても、有意義な時間を過ごさせて頂きました!

 

 

 

ありがとうございます。

 

 

自分のRASが(注意を向けている脳)、非認知能力だからなのか、それとも、歴史に向いているからかわからんけど、小学生ぶりに「はだしのゲン」を読みました。

 

 

2025年8月6日で、広島に原子爆弾が落とされてから80年。

 

その、3日後の8月9日に長崎にも落とされました。

 


当時、なくなったかたは、30万人以上で、原発病といわれる放射線被曝の被害にあった人は数十万人と言われています。

 


たった、80年前にどんなことが起きとったのか?

 

 

当時、日本はどんな感じだったのか?

 

 

最近、そうゆうことが気になる。

 


当時、天皇陛下バンザイ!と言って、神の国と言われた日本の天皇の「帝国主義」でした。

 


戦争に行って、◯ぬことが美しいと言われていたり、天皇のためだったら命を捨てるのが当たり前で、

 


若者が送り出されると決まると、母ちゃんも父ちゃんも喜んでいた、すごい奇妙な時代。

 

日本のために、戦わないやつは「非国民」

 

天皇の言うことに、順応できないやつは「非国民」


と言われていて、はだしのゲンの家族、中岡家もいじめにあっていました。

 


ゲンは、家族が被害にあって、母親とお腹の中にいる赤ちゃんと自分の3人だけ生き残ったものの、赤ちゃんは栄養失調で亡くなり、お母さんは、原発病で亡くなります。

 

当時、ゲンと一緒にいた仲間や、ゲンが好きになった人、全員が当時の原爆の後遺症や、”当時の日本”に命を奪われていきました。

 

もうね、、、小学校のとき、読んどってもこういった背景ってわからんだけど、、

 

 

今、やばい!!

 

 

なんで、日本はそんなことになっとったの?

 

って。


実際、歴史にあまり詳しくなかったり、学んだけど忘れちゃった人からしたら、原爆を落としてきたアメリカが加害者で、日本が被害者な感じするけど、当時の日本は、ほんとうにむちゃくちゃしとった。

 

 

自分の国のことしか考えてない。

 


だから、言われるんやろうな。原爆は落とされるべきだったとか、いろんな意見が。

 

 

でも、俺が注目したいのは、やはり「非認知能力」。


非認知能力とは、「生き抜く力」のこと。


作中で、元が、こんなセリフ言っとった

 

 

”おどりゃ、黒崎わしをなめるな。

原爆地獄の下でいやというほど、地獄の姿を見てきたわしじゃ もうこの世にこわいものがあるもんか

人の◯を腐るほどみてきたわい そして自分の死を覚悟した時は なんにも恐ろしいもんがあるかいや"

 

 


本当にすごい。

 

 

もう、元がすごいのか。広島人がすごいのか、当時の人がすごいのかわからん。

 


ただ、非認知能力だけは鬼のように高いということ!!

 


食うものがなくて、弱音を吐いてても、腹は満たされやん。

 

 

いじめられて、くよくよしてても、明日も働かなあかん。

 

 

銃を構えられて、おじけても、生きるために立ち向かわなあかん。

 


ゲンは、お父さんから生前、「お前は麦のように生きろ。まっすぐ育ち、力強くいきろ」って言われつづけとった。

 

 


果たして、今の時代にこんなに非認知能力がある人がいるだろうか。

昭和20年のこのころ、戦争に負けた日本は、ある意味絶望的な状況やったんかもしれやんけど、"力強さ”はあった。これが、大和魂。

 

 


今は平和すぎて、生き抜く力なんて必要ない。

 

国にはセーフティーネットもあるし、みんなが守ってくれる。

 

 

だからこそ、弱い。

 

それも仕方ない。


めっちゃ考えさせれる。

 

 

人様のこころに触れるお仕事をしていると、いつも


・何が幸せなんやろう

・何が本人のためなんやろう

 


こんなことばっかり考えるけど、本人が強くなることなんやろうか?

 


本人が、守ってもらえる環境を整えることなんやろうか?

 


わからん。

 


たった、80年でここまで俺達の価値観が変わるのに、たった今のサポートが正しいかどうかなんてわからん。

 


ただ、ひとつ言えるのは、

 


誰しも、人生の目的は「幸せな人生」をおくること。おくるべき。

 

 

それだけは間違いない。

 

 

ただ、時代によって、幸せの形が違うじゃないですか。

 

 


おれたちはこの100年人生の中で、いったい何ができるんだろう

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