【神田カウンセラー】自分を大切にできた朝
ご予約の30分ほど前から、
ガガガガッ
ドドドドドッ
ガン!!!!!!
という爆音が横から鳴り響き始めた。
しばらくしても音は止まらない。
「これは、どうしたもんかな」
とソワソワしてきた。
ふと思い出したのは、
以前のカウンセリング中の出来事で
外でイベントがあったらしく、
まさかのジョイマン登場。
見たことないくらいの騒がしさ。
中ではじっくり内省してもらっているのに、
外からは…
ありがとう〜
お弁当
ししとう
脳しんとう!!
(あのときのお客さま、本当に申し訳ございませんでした…)
今日はジョイマンではないけれど、
工事の音もなかなか強烈で、
これではお客様にとって不快だろうと考える。
「お客様が来てもまだ続いてたら、近くの喫茶店に移動するか」
と自分の中で対策を決め、
ひとまずパソコン作業を続けていた。
すると、ふと心の声が聞こえてきた。
「聞いてみればいいじゃん。工事、何時までかくらい」
そうか…。
俺は“課題はいつも自分にある”
って思い込んどるから、
「隣のお店に聞いてみる」っていう
発想が、1ミリも出てこんだ。
横の店主さんとは
挨拶程度の関係なのに、
急に話しかけて、
「工事、うるさいんですけど?」
嫌な気持ちにさせるやろうな・・と
勝手に気を遣いすぎたり、
「聞いたところで、どうせ一日中やるなら変わらんし、
最初から喫茶店行っといた方が楽じゃん」
なんて自動思考が、頭の中をグルグル。
でも、また聞こえてきた本音の声。
「聞くだけ聞いてみればいいじゃん」
よし、聞いてみよう。
「こんにちは〜。あの、この工事って、何時までやってますか?」
すると…
「あ、こんにちは!すみません、もうすぐ終わります!」
「あと15分くらいです!」
ちょうどさっきお客様から
「10分遅れます」ってLINEが来とった。
…ということは、店に着く頃には工事、終わってる!!!
すごーーーーーーーーーーー!
何が一番うれしいかって、
“自分を大切にする選択”が
できたってこと。
ここで言う
「自分を大切にする」って、
多くの人がこう捉えるかもしれない。
・お客様に迷惑をかけないこと
・工事を一時的に止めてもらえるよう伝えること
でも、違う。
本当の「自分を大切にする」
っていうのは、
相手を尊重しながら、
自分の価値観を大切にして、
それを実行に移すこと。
そして、
たとえその選択で嫌われてもいい!と
思える勇気を持って行動すること。
これが、自分を大切にする
ってことなんやと思う。
今までは、違った。
・お客様にも迷惑をかけたくない
・お隣さんにも嫌な思いをさせたくない
だから、自分がすべてを飲み込んで、
喫茶店に移動して…って
配慮することが「優しさ」だと思ってた。
でも、それは
“自分の本音を見ないようにして”
やっとったことやった。
今回、素直に自分の本音に従って
行動できたことが嬉しいのと、
自分を尊重できたことが嬉しかった。
実はアドラーが言う
「課題の分離」って、
よく誤解されがちやけど、
「それ、あなたの課題でしょ?だから知らない」
っていう冷たさじゃない。
何度でも言うけど、
”相手を尊重しながら、自分の価値観を大事にして、行動すること。
そして、その結果嫌われてもいいと覚悟して、勇気を持って選択すること。”
それは、
・子どものために嫌われ役になる母親の勇気。
・部下のために耳の痛いことを伝える上司の勇気。
そういったことも同じ。
自己犠牲しすぎとると、
何が”自分を大切にする選択”か
訳わからんくなってくるけど、
じっくり気づいていきたいね