なんでも不安になっちゃう理由
母は御年57歳。
僕を20才で出産しているので、
ちょうど、20個差なんです。
僕が会社を辞めた1年後に
母も会社を辞めて、
花屋さんをはじめた。
あれから、4年・・
今、一番人生楽しそうにしとる!!
母はいつも「お金」や「世間からの目」に怯えとって、
「何がそんなに不安なんやろう」
ってずっと思っとった。
母子家庭として、俺達を育てあげるのに、必死やったんやろう。
バイトを3つくらい掛け持ちしとって、
疲労で仕事中に倒れたこともあったのを知っとる。
そんだけ力入れてきたことは、
今の母を苦しめることになる。
花屋を始めても、
「お客さんに失礼なことをしたらいけない」
「満足させなきゃいけない」
・・・
「でも、売上げもあげなきゃいけない」
とにかく、ずっと力をいれとった。
一昨日、銭湯に花を持ってきてくれたときに、
「わたし、明日から宮城県に行ってくるわ」
と、嬉しそうに言ってきた。
一見、普通の人からしたら、
普通の話なんやけど、息子からしたら、
明日から火星に移住できるようになることと同じくらいすごいことやった!!
あのお母さんが???
お金があっても、
なくなるから旅行なんて行かんと
ずっと家の中におるタイプやし、
旦那や周りから
何を思われるか分からんで、
もっての他。
行くわけがない!!
こんな写真を送ってきた。
お母さんが抱えていた不安というのは、
なんやったんやろう。と考えた。
「不安」っていうのは、
目に見えないこと。
・なんで誰もいない部屋から物音がするか分からん。
・私たちの老後は、今の貯蓄でやっていけるのか分からん。
・これから日本がどうなったいくのか分からん。
ぜんぶ、ぜんぶ、
目に見えないことやで、不安になる。
カウンセリングでも同じで、
感情や思考っていうのは、
「目に見えないこと」。
それが、頭の中でごっちゃごちゃになったしまうで、不安(悩み)になる。
カウンセリングルームで、
話してくれることをホワイトボードに
書いてあげるようになってから、
すごい好評。
「目に見えるようになった」からやろう。
お金や幽霊や未来のことも、
目に見えるようにしてあげれば良い。
未知なことでも、仮説で良いから、
書き出したら、ほんまに楽になるよ。
母のお金の不安や、
世間体の不安がなくなった理由は、
なんでか分からん。
また会ったときに聞いてみよう。
でも、多分、
最近、お金もなくなってしまったし、
周囲からの批判バチクソされたでやと思う。
花屋の協会のみんなから総スカン。
売上も伸びず、大苦戦。
守ってきたものが、全てなくなったから、ふっきれたんかな。
時間かかりすぎ!!!笑
守ろうとしとるものは、必ず失う。
力入れてしまうと上手くいかんもん。
やっと力抜いて、
楽しそうにやりだした。
始めてみた、母の子供の姿。
それで良いじゃん